「未成年のサイト経由出会い」対策としての携帯規制もろもろ
【記事1】児童買春 一般サイトきっかけの被害倍増 出会い系抜く byAsahi.com
なんていう中で、この週末にかけていくつかの動きがありましたね。
(以下の記事は基本的に InternetWatch)
まず、【記事2】NTTドコモ、18歳未満のユーザーにフィルタリング自動適用を開始
・・・が合わせて読むと一瞬混乱するのが【記事3】NTTドコモが保護者に訴える、フィルタリングの必要性
【記事3】の中盤で、「携帯電話を契約するときは保護者名で」と呼びかけていて、一方で【記事2】で自動フィルタの対象になるのは契約者が18才未満の場合だから、保護者名で契約していると自動適用されません(^-^;
まぁ、保護者を含む全契約者にフィルタリング適用の推奨はしている、とのことですが、微妙にチグハグですねー。
ちなみに、適用されたフィルタは18才以上になっても自動的に解除されません!
18才になったら忘れずに手続きしましょう(笑)
で、【記事2】と歩調を合わせるように・・・っていうか絶対「間に合わせた」んだろうな。
【記事4】 「mixi」も“健全サイト”認定、携帯フィルタリングから除外へ
・・・しかし、確かドコモは「ホワイトリスト」方式だったような。ブラックリストから除外されてもすぐにmixiがフィルタの対象外になるのか微妙・・・だけど、目いっぱいの折衝力を発動して交渉する(した?)んだろうね。
これが遅れるとすでに認定されているGREEとかモバゲーとの競争上極めて不利になる、というのはもちらん、もっとヤバイ問題があったわけですから。
「ヤバイ問題って何?」という人もいるかもしれませんね。
mixiは、2008年12月10日まで「18才未満利用禁止」だったし、今でも15才未満は利用禁止なんです。 【建前としては!】
でも、利用者率が高いと言われる首都圏では、高校生なら3割から5割強、中学生でも2割以上はmixi使ってるらしい、ってのはある意味、常識なんです。
そして、そういう利用者はmixiのトラフィック上、無視できない規模になっている。でもmixiとしては18才未満の利用者はいないことになっている。
そこで18才未満フィルタでmixiが外されると何が起きるか?
「トラフィックの激減」ですね。mixiはネットベンチャーのご多聞にもれず、事業成長のPRや広告獲得のために、決算発表などのたびにトラフィック量をアピールしています。
それが「18才未満フィルター」によって「激減」したら、社会的に説明つかんのですよ。
(´Д`;≡;´Д`)アワアワ
一方、すでにある意味「自爆」というか2008年12月10日から15才以上まで解禁しました・・・さぁトラフィックは劇的に増えるんでしょうか ( ̄ー ̄)ニヤリ
「従来からの伸びを維持しました」じゃまずいよねー>mixi。
・・・さて、そしてさらに「出会い系」の本体についても
【記事5】出会い系サイト423事業者が届け出、改正規制法施行1カ月で
ということで、記事下からリンクされている警察庁の解説を見ると2月1日から「本人確認の厳格化」があるわけです。
これについては、その手のサイトの動きを見ると「非常にわけわからん」状況になっています。それはまたそのうちに書きますが、
「これから出会い系サイトを開くなら東京じゃなくて福岡に本社おいとけ!」
です・・・?
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