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2009年7月

2009年7月19日 (日)

Intelの新プロセッサー発表時に「お詫び」になるのは・・・

今年の後半に、Intelが新CPUを出す予定になっています。

コードネームLynnfield、秋葉原ではこんなイベントもやってPC好きへのアピールも力が入り始めたようです。

でもって、そのイベントで

「Lynnfieldの発表の時、“たぶん”お詫びすることがひとつあります」と謎の予告。「普通に使っている人はほぼ影響がない問題だが、今は詳細を話せない」

という話が出たようで。

あんまりチェックしてないけどネットではCPUやチップセットがらみで問題がある、という想像が多いようです。

しかし、そんなことあるんかな?

発売後ならともかく、今の時点で機能に問題があるとわかっているなら、そのエラッタ修正してから出荷する選択肢もあるんじゃないかと。

メモリやPCI-Expressの16x1<->8x2あたりの問題だった場合、「普通に使っている人にはほぼ問題ない」とは断言できないでしょうし。

私の予想は、「PCI-Expressの8x2は、ソレを期待している人のニーズに応えられません」だと思う。

PCI-Expressが8x2で組めるという場合、通常は「ビデオカードを2枚接続できる」こととイコールです。

で、ビデオカードを2枚接続するのは、2つのディスプレイを使って画面を広くするとか、同じ映像を客側と自分側に表示して商用に使うとか、いくつかの用途があるわけですが、おそらくもっとも広く利用されているのは「ビデオカードを2枚使ってゲームの性能を上げる」用途です。

で、そういう仕組みは現在

NVIDIAのSLI と AMD(旧ATI)のCrossFire というのがメジャーな技術です。

で、もちろんAMDはIntelのライバル。

NVIDIAはチップセットのバスの利用権利についてIntelともめている

となると、果たして「IntelのCPUに直付けのPCI-Express用」において、SLIやCrossFireがサポートされるのか?というのはすごく微妙な問題でしょう。

もちろん、市場全体での自社の利益を考えれば、NVIDIAもAMDもいずれはサポートするかもしれませんが、少なくとも間近に迫った「第3四半期」のLynnfield発表時には「政治的調整を含めて間に合わない」可能性が高いです。

SLIにせよCrossFireにせよ、マザーボードで動作保証のロゴは貼れないし、特にNVIDIAはロゴ自体に認定プログラムを持っているので、前述の訴訟とも絡めていろんなかけひきが走っているんじゃないでしょうか。

で、SLIやCrossFireは一部のPCマニアやグラフィックのプロにしか関係ない話なので、「普通に使う人には全然関係ない」わけですけど。

CPUのアーキテクチャがメモリコントローラやGPUなど周辺を取り込む方向になって、従来とは各種の技術境界が変わり始めているため、一時期クロスライセンスで沈静化していたさまざまな知的財産権が、再びビジネスと密接に絡んだ政治的取引の要素になり始めていると思います。

・・・いや、あくまで推測。あたってるかどうかは数ヵ月後(笑)

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